●218 歳暮 せいぼ 〇ゆきてかえらぬとしつきを

 表題:歳暮
 読み:せいぼ

 収録:(A)女子音樂教科書 巻之2〔改訂版〕 永井幸次,田中銀之助編 大阪開成館 1930(S.5).10=改訂初版/1932(S.7).2=訂正再版 ◎[A3-9],Copy=[Ka9]
    (B)女子音樂教科書教師用 巻之2 永井幸次,田中銀之助編 三木佐助 1911(M.44) ※タイトル=歳暮(歳暮の歌)<現物未確認>
    (C)女子音樂教科書 巻之2 永井幸次,田中銀之助編 大阪開成館 1909(M.42)=初版/1912(T.1).11=訂正4版? ◎[A3-14],Copy=(K71)
    (D)鑑賞に立脚せる唱歌集 第3集 中川安一編 中川安一 1926(T.15).11.15=初 ◎Copy=(K46) ※作者名なし

 記譜:(A)(C)単声(伴奏なし) ニ長調 3/4
    (B)単声(伴奏付き) ニ長調 3/4 ※(B)第5版の資料にホ長調とあるが疑問
    (D)単声 ニ長調 3/4 ※メロディのみ

 インチピット:ソ|ソミミミ|ミドド|レミファミレ|ミソ

 曲:シューベルト,フランツ(Schubert, Franz)(1797-1828)[オーストリア]
 原曲:「冬の旅」〜菩提樹(Der Lindenbaum)
 詞:犬童球渓 ※1907(M.40)作詞

 ※「歳暮の歌」表記もあり?
 ※「菩提樹」(A44)と同曲、別歌詞


[詞] ※(A)女子音樂教科書 巻之2より

1.逝(ゆ)きて歸らぬ年月を 一日一日(ひとひひとひ)と暮し來て
  今年も今は折る指に 惜しむ日數となりにけり なりにけり

2.過ぎにし方をつくづくと ひとり心に浮ぶれば
  書(ふみ)讀むわざは進み得で 學びの道のはてぞ遠き はてぞ遠き

3.送り迎ふる年々を あだに過さば如何にして
  此の世の幸を得らるべき 撓(たゆ)まず倦(う)まず學ばまし 學ばまし


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